立場が変われば見方も変わる。~ウグイス嬢体験記~

先日、わたしの地元で市議会議員選挙がありました。

そこでウグイス嬢を体験してきたので、ここに体験記を残そうと思います。

今後ウグイス嬢をやる初心者の方の参考になればいいなぁ

そしてプロのウグイス嬢のすごさ実感しました・・・

 

ウグイス嬢の服装・持ち物

ウグイス嬢にとって、服装・持ち物は結構大事な項目だと実感しました。

特にわたしは北国の4月の選挙だったので、なんと言っても寒さとの戦い。

逆に夏場だと暑さとの戦い。

すなわちウグイス嬢は天候・気温との戦いでもあるのです。

ウグイス嬢の準備~服装編~

ウグイス嬢の生命線、服装。

基本的にはウグイス嬢全員でおそろいのウインドブレーカーは支給されるでしょう。

わたしも今回は事前にサイズを聞かれて前日までにおそろいのウインドブレーカー上下セットが支給されました。

普段のサイズはMだと伝えたところ、「じゃあ中に着込むからLだね」っていう感じでした。

そう、もう着込む前提です。なにせ北国の4月です。どんなに天気が良くても朝晩は1桁前半の気温。そして選挙カーから乗り出すため、風をダイレクトに受けます。これがなにより辛い。

外側の服装は基本的におそろいの支給されるものなので気にする必要はありません。そうでない場合も周りに見える部分の服装は事前に伝えらることでしょう。

上半身編

ではその他服装の面で気をつけるべきことは、やはり防寒対策でしょう。

気温がそんなに寒くなくても、選挙カーから乗り出すと風をダイレクトに受けます。風があると体感温度はかなり低くなります。

なので、まずわたしはヒートテックは選挙期間の7日間毎日着用していました。もちろんこれだけでは不十分です。

その上にニット、パーカー、20℃以上あった日も長袖シャツを着込みました。

また、手には白い手袋をします。選挙事務所で支給されたものを着用しました。ちなみにわたしは防寒・防水のために白い手袋を2枚重ね、その上にビニール手袋を重ね履きしました。これだと風にも雨にも負けません!!

あとは、髪の毛。女性で髪の長い方は邪魔にならないように束ねましょう。束ねなければ、大変なことになります・・・髪の毛が風でギッシギシになります(笑)いや、見栄えもだらしなく見えないように髪の毛は束ねること必須です!!

下半身編

下はウインドブレーカーの下にユニクロのアンクル丈パンツをはきました。

できればジャージとか動きやすいものを履いたほうが良いかと思います。わたしはジャージが手元になかったので、ユニクロで新調した履き慣れていないピタピタパンツだったので・・・

直接ウインドブレーカーだけだとやはり寒さで乗り切れなかったと思います。

履物編

くつは何より動きやすい”スニーカー”を!!!指定がある場合は、もしかしたらヒールが低いパンプスもありえるかもしれませんので、担当者に確認必須です。

今回、初日にヒールを履いてきてしまった子がいましたが、やはりヒールでは遊説活動はできないので候補者の奥様に借りて履き替えていました。

わたしも最初は車に乗ってマイクで話すだけだと思っていたので、靴はとりあえず動きやすいスニーカーかなっていう感じでした。

実際には選挙カーを降りて走ったり、選挙カーから乗り出したりすることもあるので履き慣れたスニーカー必須だと感じました。

ウグイス嬢の準備~持ち物編~

今回ウグイス嬢を体験して、これは持っていて良かった!これはいらなかったかな、という持ち物をご紹介します。

持ち物も候補者の事務所で用意されているもの・用意されていないものが変わってくるかと思いますので、初日の様子を見ながら各自調整していくと良いかと思います。

小さめのバッグ

そんなに持ち物が多いわけではないので、バッグは小さめが良いでしょう。

わたしはこのようなバッグを1つ持っていきました。こんなので全然間に合いました。あとは汚れても悔しくないバッグが良いかと思います(笑)

ほかの方もトートバッグやリュックなど持ち歩きやすいバッグを持ってきていました。

ちなみにわたしが実際に使ったバッグはこちら。

メモ・ペン

これは何に使うかというと、ウグイス嬢のセリフや振る舞いなどの注意事項をメモするために使いました。

ウグイス嬢自身が台本を作る場合と候補者の事務所で用意されている場合があるようです。

わたしの場合は選挙事務所で用意されていたので台本を書くことはありませんでしたが、その都度セリフの工夫をしたり、「こういうの追加して欲しい!」との候補者からの要望にはすぐに対応できるようにしていました。

あとはわたしの場合朝のミーティングがあり、そこでの注意事項をメモしました。

カイロ

これはもう1番の生命線!!笑 といっていい代物でした。

北国の4月はバカにできないです。20度を超える暖かい日はありましたが、それでも朝晩は気温1桁台、正直冷えます。そして選挙カーの窓を前回にして乗り出していたら風直撃です!

わたしはお腹、背中、腰の3箇所に貼るカイロを装着して出陣してました。

飴・のど飴

ウグイス嬢の命といっても過言ではない「喉」。いくら交代でマイクに向かうといっても1日中、それを1週間となるとやはり喉が辛くなります。

さらに選挙カーの窓は全開、空っ風の中大きな声を出すと喉にかなり負担がかかります。

話さないときは飴を口に入れていました。

自分でも飴を持参してましたが、選挙事務所でも飴・のど飴は用意してくれていました。

水分

こちらも喉をいたわるためには必須です。また、こちらも選挙事務所で用意はしてくれるかと思います。

水分といってもできれば「ミネラルウォーター」が良いでしょう。

お茶でも良いのでは?と思いかもしれませんが、お茶には利尿作用があります。

みんなで選挙カーに乗って周っているので、トイレタイムは1時間半に1度くらいでした。生理現象ですからトイレタイム以外でも行きたくなったら、素直に言って無理はしないでください。ですが、わたしは気になっちゃってお茶は飲まなかったです。

そして「喉のため」にもミネラルウォーターのほうが良いのです。お茶だと喉の必要な油分も全て流されてしまいます。なのでお水が最善なのです!

必要最小限のお金

ウグイス嬢で活動する際にお金が必要となることはまずありません!わたしは念のため3,000円ほど小さい財布に入れて持っていましたが、一度も財布を開けることはありませんでした。

あるとすれば途中で飲み物がなくなったとか、それくらいしかないと思います。わたしの場合は選挙事務所でたくさんお水を持たせてくれたので買うものは特になかったです。

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持ち物はこんな感じで十分かと思います。もちろん候補者・選挙事務所で違ってくるかもしれませんので、これからウグイス嬢をされる方は選挙事務所のほうでご確認を・・・。

ウグイス嬢の心構え

初めて経験したわたしが言うのもどうかなと思いますが、わたしが1回でも実際に体験して思ったことなので残しておこうと思います。

ウグイス嬢にとって服装や持ち物ももちろん大事ですが、心構えはそれ以上に大事かもしれません。

候補者は応援してくれる方たちの代表者です。その候補者を応援してくれている市民の皆さん、後援会の皆さん、選挙事務所の皆さん、そして家族がいます。その背景まで考えると本当に本当にたくさんの人の代表がその候補者なんですね。

それを感じたのは、選挙カーに乗って遊説活動をしていたときです。選挙カーに気づいてわざわざ家から出てきた方が、候補者に向かって

「わたしたちには○○さんしかいないんだから!頑張ってね!絶対に大丈夫!」

と候補者と両手を握り締めておっしゃってました。

 

”こんなに応援してもらえる候補者には、応援してくれる人の代表となって市政で活躍してほしい”

 

そこからさらにわたしの気は引き締まりました。

 

また、

「選挙の当落はウグイス嬢で決まる」

とも言われているそうです。

有権者の方の誰に投票するかの判断材料として、身近なものが選挙カーからの声ですよね。

自分で調べでもしない限り普段の生活で耳にする選挙カーからの声は、候補者の名前が頭に残ったり、あぁ感じの良い選挙運動員だったなとの印象も左右されます。

わたしたちは表立って候補者の名前を背負って遊説活動をしていきます。

応援してくれる人の代表者の顔になっているのです。

そこまで考えが巡るとおのずと背筋が伸びますし、中途半端なことはできないなと思います。

 

ウグイス嬢体験記~初日~

どっきどきの選挙活動初日です。

わたしの場合、朝8時に地元の神社集合でした。そう、必勝祈願・交通安全祈願です。

候補者、候補者の奥様、選挙事務所の方、カラスさん(男性版ウグイス嬢)、ウグイス嬢が集まり祈祷をしていただきました。

その後選挙事務所に戻り、出陣式を行いました。

ここでもたくさんの、本当にたくさんの応援してくれる方が集まってくださって圧巻されました。

 

出陣式が終わり次第、選挙カーに乗って遊説活動へ出かけました。

初日は先導車、選挙カー本体車、後続車という布陣で向かいました。

先導車は道案内をしてくれる車、選挙カーには候補者とウグイス嬢、後続車には候補者の奥様とウグイス嬢が乗車いたしました。

 

わたしは最初から選挙カー本体車に乗車しマイクを握りました。やはり最初は声の出し方、セリフの言い回し、掛け合いのタイミングが難しいです。申し訳ないぐらいできなかったなぁ。

どんなにできなくても、選挙カーは進みます(笑)とにかく早く慣れるためには数をこなすまでです!

政策を話すのも大切ですが、何よりも大切なのは”候補者の名前”です。もっというと候補者の名前を感情を込めて言えるのが大事かと思います。

何度も名前を言っていると、名前がわからなくなるという現象をほとんどのウグイス嬢が経験してました(笑)しかしそれを超えるとスラスラと出てくるようになります。

※候補者の名前は絶対に間違えないでくださいね!

1日目は地元の応援者のいる地域をぐるっと周りました。

選挙カーのスピーカーを使っての選挙活動は午後20時までと決まっておりますが、わたしがお手伝いした候補者の場合7日間一度も20時まで選挙カーで周った日はありませんでした。遅くても19時30分ごろには事務所に戻っていました。

20時となるとやはり外は真っ暗ですし、もう就寝されている方もいらっしゃるという配慮からです。

候補者によっては20時ギリギリまでやる方もいるかと思います。これも候補者によりますね。

 

ウグイス嬢体験記~中日~

わたしの場合2日目にはウグイス嬢としてはかなり慣れてきました。

個人差はあるかと思いますが、3日もあればかなり落ち着いて話せるようにはなるはずです。

ですが、慣れたといっても昨日がはじめての新米ウグイス嬢です。学ぶことばかりです。

 

中日は街頭演説も数箇所でやりました。

わたしは街頭演説の司会も任されました。

街頭演説中のウグイス嬢は、候補者の自己紹介やマニュフェストがかかれたチラシを街頭演説に足を運んでくださった方に配ったり、手を振ったりします。

あとは通行の妨げや迷惑にならないように、周りへの気づかいは選挙カーから降りているときも要注意です!

 

ここでウグイス嬢を行うにあたって注意すべき点をピックアップ!

  1. 学校、病院、療養施設、養護施設などの周辺では無音またはボリュームを下げて通過
  2. 消防車や救急車、パトカーなどサイレンを鳴らす車両がきたら放送ストップ
  3. 時間を見ながらの心遣い

 

1.学校、病院、療養施設、養護施設、葬儀などの周辺では無音またはボリュームを下げて通過

選挙活動期間にも授業や診療は行われています。選挙カーがうるさくって授業や診療に影響がでることはあってはなりません。マイクを持っていないときにも周囲の施設に目を配って気づいたら、他の人にも教えてあげましょう。

あとは葬儀を行っているときは無音で通過です。大事な時間を選挙カーに邪魔されたとなったらたまったもんじゃないですよね。静かに通り過ぎましょう。

気づかいですね。気づかい。

2.消防車や救急車、パトカーなどサイレンを鳴らす車両がきたら放送ストップ

わたしはサイレンが鳴ったらすぐさま話すことをやめました。選挙カーの声がうるさくてサイレンに気づかない人がいたなんてことがないように。

こちらも気づかいです。

3.時間・場所を見ながらの心遣い

例えば朝の8時9時は休日だとまだお休みになっている人もいるかもしれません。住宅街など近い場合は「朝早くからお騒がせして、申し訳ありません」の一言を言えるのと言えないのとでは印象が違いますよね。

またその場合少し声のボリュームを抑えて話したりします。「お騒がせしております」といいながら怒鳴っていたらどっちなんだと思われてしまいます。

あとは「通勤ご苦労様です」、「お騒がせしております」など候補者の名前や政策の間に適宜一言添えていました。

また、なぜか怒っているように聞こえる選挙カーからの声ってありますよね。大きな声=怒鳴る声ではありません。聞いているほうの気持ちを考えればただ大きな声で候補者の名前を叫べばよいわけではありません。ウグイス嬢自身はとにかく大きな声で一生懸命やればやっている感を感じるのかもしれませんが、聞き手はたまったもんじゃありません。

周りにどう聞こえているか、客観的になることも必要です。

ウグイス嬢体験記~最終日~

わたしの感覚では本当に選挙活動期間の1週間はあっというまに過ぎていきました。

最終日はみんな一致団結して気合いいれをして、前日までよりもすこーしだけ早く出発!

最終日はやはり地元を周ることに専念しました。

そして大事なのが「最後の」や「最終日」という文言を入れることでした。

ウグイス嬢の先輩からは最終日用の台本をいただきました。

「1週間大変お騒がせいたしました。」

「最後のお願いに上がっております。」

そして1番大切な「候補者の名前」を伝えます。

 

最終日の最後の数時間は候補者と奥様にウグイス嬢がそれぞれ1人ずつ先導して、お家から出て応援してくださっている支援者の方と握手を交わしに走りました。

わたしは候補者とともに町内を駆け回りました。本当に地元のみなさんからあたたかい声援や激励を受けて最後まで走り抜いたって感じがします。

最後の遊説活動を終えて選挙事務所に戻ると、打ち上げ式。←言い方あっているかわかりません。

本部長、候補の挨拶を終えて最後にみんなで最終日の遅い時間にも係わらず集まってくれた支援者のみなさんに感謝の気持ちをお伝えしました。

最後は達成感でいっぱいでした。まだ次の日の投票日は残っていますが、選挙活動は一旦終了します。

 

ウグイス嬢体験記~投票・開票日~

投票日は日中は選挙事務所へ行ってもわたしはやることがないので、久しぶりに帰った実家で待機しました。

その後20時(場所によっては19時)に投票が終了し、開票所に全ての投票箱が集まって開票が始まって第1報がでるであろう22時ごろ選挙事務所へいきました。

そうするとすでに支援者の方がたくさんいらっしゃってた!選挙事務所にパイプ椅子を並べてみんなで速報を待ちます。

 

結果は・・・見事、当選しました!

しかしトップ当選を目指していたので、複雑な気持ちもありました。あんなに応援してくれる人がいるから大丈夫!とは思っていましたが、改めて投票数を見ると本当にたくさんの人の1票が集まっているんだなと・・・それでも1番になるには足りないんだなと・・・

思うことの変化

いままで選挙期間になると選挙カーのスピーカーから流れてくる声を正直うっとうしいなと思うこともありました。

わたしが実際ウグイス嬢としてマイクを通して名前を連呼したり政策を伝えているときにも、「やっぱりうるさいと思われてるよなぁ」とか気にしてました笑

でも、実際投票の時には名前を書いてもらうし、名前だけでも覚えてもらいたいという気持ちもある。でも、それって政策や人柄を知っての投票とはいえないし・・・

結局のところ、わたしがやったことに意味があるのかないのかの結論は出ませんでしたが、これからはうっとうしいなとは思わないでしょう笑

 

意味があるかないかではなく、地元の暖かさを感じた貴重な体験でした!そしてわたしにとっては意味のある体験でした!

この選挙に携わったみなさま、本当にありがとうございました!お疲れさまでした!

 

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